開発パイプライン情報まとめ

ここでは、製薬会社各社の開発パイプライン情報をまとめてご紹介します。
2023年5月12日時点で各社がホームページなどで公表している情報を引用しているので、ぜひチェックしてみてください(随時更新予定)。

目次
開発パイプライン

そもそも開発パイプラインとは?

開発パイプラインとは、薬剤の開発初期段階から販売開始までの開発品のことを指します。「パイプライン」「製品パイプライン」「新薬パイプライン」などと呼ばれることもあります。

製薬業界では、新薬候補がいくつあるか、ということを「パイプラインが○個ある」と表現します。有望なパイプラインをいくつ持っているかによって、企業の将来性が左右されるといっても過言ではありません。

新薬開発パイプラインの最新情報まとめ
(2023年5月12日時点)

武田薬品工業株式会社の
主な開発パイプライン

オンコロジー

希少遺伝子疾患および希少血液疾患

ニューロサイエンス(神経精神疾患)

※引用元:武田薬品工業HP(https://assets-dam.takeda.com/raw/upload/v1675760021/legacy-dotcom/siteassets/jp/home/what-we-do/research--development/our-pipeline/qr2022_q3_late-stage-development-programs_jp.pdf)2023年5月調査時点

アステラス製薬の
主な開発パイプライン

エンザルタミド MDV3100(イクスタンジ)

エンホルツマブベドチンASG-22ME(パドセブ)

※引用元:アステラス製薬HP(https://www.astellas.com/jp/innovation/pipeline)2023年5月調査時点

第一三共株式会社の
主な開発パイプライン

トラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)

ダトポタマブ デルクステカン(Dato-DXd)

パトリツマブ デルクステカン(HER3-DXd)

※引用元:第一三共HP(https://www.daiichisankyo.co.jp/rd/pipeline/)2023年5月調査時点

大塚製薬の主な開発パイプライン

ブレクスピプラゾール

アリピプラゾール

センタナファジン

※引用元:大塚製薬HP(https://www.otsuka.co.jp/research-and-development/pipeline/)2023年5月調査時点

中外製薬株式会社の
主な開発パイプライン

アクテムラ/RG1569

ガザイバ

※引用元:中外製薬HP(https://www.chugai-pharm.co.jp/ir/reports_downloads/pipeline/files/230427jPipelineOverview.pdf)2023年5月調査時点

考察

新薬開発の課題は
AIで解決

ここまで主な開発パイプラインの状況を一覧でお伝えしましたが、製薬会社各社がそれぞれの重点領域で、多種多様な医薬品開発を進めています。しかしながら、新薬開発においては開発スピードや成功率の低下などの課題を抱えています。こうした創薬プロセスの効率化・高速化を図るソリューションとして注目を集めているのがAIの活用・導入。こちらのページでは基礎研究・ターゲット探索・スクリーニング・非臨床試験・臨床試験などの段階ごとにAIの活用事例を紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

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取材協力
FRONTEOの公式サイトキャプチャ

引用元:FRONTEO公式HP
(https://a6ny5mfs.lp-essence.com/)

自然言語AI+バイオロジストが課題を解決

FRONTEOの「Drug Discovery AI Factory」は、AIを活用して、創薬プロセスの効率化・高速化を支援するソリューションです。基礎研究・標的探索・仮説生成といった創薬の初期段階において、大手製薬企業出身のバイオロジストが自社開発の自然言語AI「KIBIT」を活用し、重複差分解析や2次元マッピング解析、ベクトル加算解析など独自の解析を実施。顧客のオーダーにあわせた標的分子・バイオマーカー・MoA・新たな適応症の提案などをスピーディーに行なってくれます。